外資系営業マンMicchyの錯覚サボリーマン計画

不確実な時代に自分の快適さを自分で選んで作っていくためのブログ

人も企業も変われない/転職はある意味企業を変える唯一の手段

 先に結論:変われないなら”変えてやる”

これは別に人事や経営陣に直談判という話ではありません。それこそサボリーマン精神に反するコスパ悪い方針です。自分の出世にも昇給にも響くのでやるなら現場レベルでの議論や直談判にとどめておくべきだと思っています。

 

 企業は変われません

どんなことがあっても企業の中身は変わりません。

イノベーションを打ち出して、グローバル化を打ち出して実践する企業がどれだけありましたか?そのうちイノベーションという言葉自体が表札のようになって無視されるようになり、グローバル化ということばが飲み会の会社イジりに変わります。言うだけ言っても実践しないのは嘘つきですね。でも誰にも咎められることはありません。ただ取り残されるだけです。

それに不正をする体質の企業は、どんなバッシングを受けてもどこかで不正が続きます。実際どんな国においても、法律があったところでバレなければ罪にはなりません。やったもん勝ちです。企業も従業員も。だからシステム化で証拠を残すようにしているのですが、そのシステムが手入力だったら鼻で笑える話ですね。そもそも1時間半前の出社が指示されていました。タイムカード外です。そして19時に今日中の仕事が指示されます。新入社員研修では「やれます、やらせてください」と言わないと2度と声がかからなくなると叩き込まれたメンバーなので返事は"ハイ"か"YES”の二択です。Micchyは入社半年後には選択権があってお客様に迷惑をかけないことはすべて"No"と”無視”を使いましたけどね。

  変えるのはあなたの居場所

こういう舐めた体制の会社、善意の搾取に積極的な会社はとっとと離れるに限ります。こういう会社で働いている方の中には働いているメンバーがよかったりして離れたくないと思っているかもしれません。それでも結構ですが、Micchyは身体がもちませんでした。「残業代が出ない代わりに楽しい仲間と働ける!」という価値観を否定するわけではありません。ただ言えることは、そんな程度の会社に居座ってあげるなんていうのはお人良ししかいないということです。Micchyのような危険人物が居座るわけないですからね。

そしてそういう文化の会社を探して移ればほとんど苦労することなく労働環境の改善が完了です。人事や役員に直談判しなくてもこうやって環境を変えることができます。居場所を変えるだけ、引っ越しみたいなもんですね。

 Micchyの場合は?

私が人材サービス会社に勤めていたときは入退室のカードキーではなく手入力での管理でした。従業員の自己申告という形で申請するので、実態と違っていても自己責任。しかも”営業職は残業がつかない”と嘘を教えられていました。知ってましたけどね、自分で社労士の知識を学んでいたので。みなし残業として営業手当がついていたところで、何時間みなしなのかを明確にしたうえで、その時間を超えれば全額追加の残業代を支払うことが義務です。その超過分を上司と残業していれば申請していなくても裁判の証拠になります。”黙認していた”や”是正しなかった”という判断になります。

ちなみにMicchyは6時半出社の23時退社でした。マジの始発終電です。こんな状態だったので土日の社内イベントは全不参加が目標でしたし、会社関連の人には絶対会いませんでした。

 そして辞めて正解。その後その人材サービス会社は公共の委託事業では不正を繰り返し、ニュースで見かけるたびにバカだなーと思うばかりです。談合や癒着は営業力と隣り合わせだとも考えているので、せめてうまくやってくれと恥ずかしくなります。コネで仕事するならなおさらコネ相手に迷惑をかけてはいけないと思っています。

仕事を辞めるという罪悪感は錯覚/搾取するために植え付けられた退職の罪悪感に気づけるか

世の中には責任という言葉があります。そして責任感というスキルがあります。続けることを良しとされ疑問を持たずにやり遂げると褒められます。


 その責任感を誉めるのは誰か?
まず取引先ですね。言ったことをやらないと計画が崩れます。口約束も約束なので約束したことは完成させるか引継ぎしましょう。約束すら守れない担当者は転職先でも失敗します。そして引き継ぎ内容はお客様にも伝えましょう。それが安心に繋がり、安心を与えてくれたあなた個人への信頼に繋がります。


そして上司ですね。これは搾取100%です。組織は頂点のためにあります。従業員から労働を搾取して、納得する対価を支払います。従業員が納得しないなら次を探すだけです。1個人のスキルで潰れる会社はありません。そして引き止める上司は自分の保身のために引き止めています。部下が辞めると穴を埋める採用に手を取られるのと、部下が辞めたことへの低評価が引き止める理由です。

その責任感は必要な責任感なのか、引き出されているだけの責任感なのかは心を真っ白にして考えてみて下さい。その責任感で喜ぶのは誰ですか?その人はあなたの将来の一部でも責任を持ってくれる人ですか?その人にはあなたの人生を一部でも注ぐ価値のある人ですか?


 では無責任は違法・違反なのか?
取引先に対して契約上や約束の責任を果たさないと違法になることがあります。精一杯の誠意を尽くしましょう。あなたのためにその人がしてくれた事にお礼を言う機会は今後一切なくなるかもしれません。連絡できる方には心からの想いをお伝えするのは忘れないで下さい。お取引関係にあった方々は皆様どんな形であれ、あなたに時間をお金を使ってくれた方々です。

では上司は?雇用契約にないことはすべて責任外です。嫌味を言われても何を言われても無視で結構。その上司は貴方の人生に”責任"を取ってくれますか?ケンカ別れする必要は全くありませんが、あなただけが搾取される必要も、あなたが上司の不出来の責任を取る必要もありません。

責任と善意は必ず明確な線引きをしておいてください。責任とはやらなくてはならない範囲、善意はやってあげたら相手が喜ぶ範囲。やらなくてもいい善意は当然ですが、相手が喜ぶことだとしてももやらなくていい範囲で無理をする必要はありません。有給自粛や残業なんかはここです。

 その上で取るべき人生の戦略は何か?
辞めたきゃ辞めて有給休暇は全て使う、これに尽きます。辞意表明の時に有給休暇全消化と退職日を明示して下さい。通常転職で待ってもらえる入社は1.5ヶ月が限界です。転職先を心に決めたら翌朝には上司に伝えましょう。

人は決断してから悩みます。決める前に悩むべきだと分かっているのに皆同じくです。そして人事や上司、役員から引き止めがある人もいるかも知れません。もしかすると部署変更や役割変更の提案があるかも知れません。これは人が決断してから悩む性質を利用しています。

辞められると採用や教育、引継の手間があるので辞めてほしくないだけです。本当にあなたのことを考えてくれている人なら惜しみつつも背中を押してくれるはずです。無料で成果を引き出す方法は善意と人柄に訴えることですが、ここで折れてしまうと貴方の出世は途切れ、企業文化に従い続けることになります。

これが嫌だから転職するんですよね?


 そう言うMicchyの選択は?
上記は全てMicchy本人が勇気を出して実践済みです。
退職時にまとめての有給消化はさせないという謎の人材サービス会社を経験しましたが、そこは逆に法令を盾に全て取得できます。
申請させないという手段を使ってきますが、申請さえしてしまえば会社は時季変更権以外の権利がありません。会社は理由不問で申請者に取得させる必要があります。
辞めた後メンバーに負担がかかるのではと心配する方がいますが、問題ありません。そもそも余裕のない人数で回していく戦略を会社がとっていたのです。

転職が決まった夜はサービス残業で引き継ぎリストと内容を文章で残し、それさえあればいきなりいなくなっても仕事が回るようにします。これが最低限の引継ぎです。引き継ぎ挨拶は次の職場で関わる人だけは必ず対面で行いましょう。この人達にだけは全力の責任感を見せてください。

冷たいようですがちゃんと自分の中で基準を決めないと、大切にすべき人たちへの対応がおろそかになります。すべてを叶えることはできません。自分で選ぶためには残すものを決めること、そしてその基準を守り抜くことです。

営業はもういっそサボるという極端な選択/コロナ禍での努力はコスパが悪い

 先に結論: 無風の時にヨットは進まない

悪名は無名に勝るともいわれます。ヨットは追い風だと簡単に進みますが、向かい風でも前に進む方法があります。どうにもならないとき、それは無風の時です。手漕ぎしかなくなるのでそれはそれはコスパが悪い。

 景気がいい時の努力は掛け算式に成果が出る。

だって土俵自体が大きくなっているのだから。日本に外国人観光客の方々が多く来てくれていた時にはドラッグストアやホテルが大盛り上がりでした。作れば売れる、開ければ流行る。お客様が増えるというのは土俵が大きくなるのと同じで、たった1%のシェアしかなかったはずなのに、そもそもの数が増えれば1%という割合がすごい数になっていきます。

 景気が悪い時の努力は割り算式に成果が細る。

だって土俵自体が狭くなっているのだから。逆に来日観光客の方が来て頂きにくくなった今はどうでしょう。閉店ラッシュですね。これ自体は悪いことではなく、セオリーに従っています。同じ成果を出そうとしても土俵が半分になっているなら単純計算で2倍の努力が必要になります。しかしみんな同じことを考えるので2倍ではすみません。みんなが2倍なので、実際には4倍頑張ってやっと同じ成果です。できます?できるわけないですよね。そもそも時間いっぱい働いてきたのに4倍頑張るのは不可能です。じゃぁ人数を4倍にするか?そんな判断できる人はいませんし、今はむしろ固定費を落とすのが安全な企業判断です。

  じゃぁ実は頑張って働かなくていいんじゃない?

そう、バレないようにサボればいいと思っています。サボるというのは仕事をしないということではありません。遊びます、仕事で。これやったらどうなる?じゃぁこれは?条件を変えたら?とひたすらテストをしていきます。景気が良くて目先の仕事が忙しい時にはできないことですね。重要度は高いはずなのに実は社内にやる人がいないとか、後回しになっているとか、そもそも視点がなかったとか理由は様々だと思います。

 

こういうことに取り組んでいく企業が不況をチャンスに変えることができて、土俵の土台ごと奪っていけるのです。そして景気が7~8年後また大きく伸びるときにジワリときいてきます。短期視点で売り上げることももちろん大事なのですが、長期視点で地盤をかためるのはもっと大事です。こういう活動が転職活動でも活きてきます。

  • A :毎日200件飛び込み、毎月目標の120%を達成しました。
  • B :毎月500件電話営業しながら検証を続け、部全体の営業プロセスを最適化しました。

好景気の時にはAがウケるかもしれません。馬車馬のごとく働かせばアホでも成果が出るからです。でも不景気の時にはいかにコストをかけずに情報を取って売り上げにつながる情報を体系化できるBの方が優れています。採用する企業としてもコスパが悪い投資をしたくありません。だから単純な営業職はリストラにあいます。

 そういうMicchyは?

目先の売り上げを追いかける単発の活動はゼロにしています。社内ではやっているように見せていますが、実は力を入れていません。お金を出してくれる最終のお客様がお財布を絞っているときに目先の売り上げのためにドブ板営業したって、お財布がないんですもん。お金を持っていない相手にプレゼンしても売り上げにはつながりません。その代わり、少ない額のお財布を真剣にとりに行けるだけの提案を磨き上げています。刺さるコンテンツ作成、届け方の再構築、社内プロセスの見直しに取り組んでいます。月に5回実施していた説明会を動画オンデマンドにしてみるのはひとつですね。誰にでもできます。今までいたずらに訪問していた営業をメールベースの提案と電話でのフォローに置き換えれば移動時間も交通費もかかりません。すぐにできるコストダウンです。

コストばかりかかるお客様であればお取引を差し控えることもコストダウンですね。お客様は神様ではありません。対等な目線で解決に向かえないのであれば競合に押し付けてしまうのもひとつです。

ワーケーションは日本のサラリーマンでは不可能/コロナ禍の営業戦術の二極化

 先に結論:ワーケーションを実践できる文化のある業界でしか不可

 

 ワーケーションの定義

Work(労働)+Vacation(休み)です。フリーランスの働き方ってこんなイメージかもしれません。成果さえ出せばきにしないよ、という組織やお客様であれば何の問題もなく取り入れられますね。あとはサボらないメンタルか、サボっていないように見せられるスキルが必要になります。

こんなニュースが出ているので初めて耳にした方もいるかもしれません。だったら政治家主導で実施してみればいいと思いますが、受け入れてくれる相手と、実施するスキルあっての働き方なのである程度の強制力なしでは難しいでしょうね(後述)。

  • 菅氏、ワーケーション普及に意欲「観光は地方創生の切り札、インバウンド厳しい」

https://mainichi.jp/articles/20200729/k00/00m/010/129000c

 

 そもそもリモートワークをできている人、できていた人

できている人は文化も技術も整っている人。読み進めていただいて結構です。検討するだけの環境はあるかもしれません。可能性の

できていた人は文化が整っておらず結局戻してしまった人。緊急事態宣言だから出社しなかっただけの人も含まれていますね。上層部の頭が時代に追いついていないか、客先の文化になじまないか、そもそもあなた個人が今のやり方に固執してしまっているかです。残念ながらワーケーションは無縁です。

そもそもできなかった人は残念ながらそういう業界です。IT化に取り組んでいたとしても完全に出遅れています。ある意味でシステムで置き換えられない業界だと思いますが、機械化によって仕事を失うリスクがありそうです。もちろんワーケーションを考える必要はありません。

 

 ワーケーションはそもそもリモートワークが前提

ではこの鞘腫のリモートワークが継続している人達しかワーケーションは検討にあがりません。そもそも業界の文化として採用ができず、技術インフラも整っていません。あなたの会社はPC1つで仕事が回せる体制ですか?

 そういうMicchyの場合は?

無理でした。リモートワークの文化環境はありまし有休も使い放題ですが、営業職である以上お客様の納得がないと仕事が進みません。納得させる戦略も戦術も備えているつもりですが、例えば私服でリゾートにいるなか背景に海やロッジを映しながらアロハシャツでのWEB会議でクレーム対応を受け入れてくれる業界ではありません。Micchyはやった方がいいことを、相手が受け入れてもらえるギリギリまで追求する方針なのでワーケーションは取り組む段階にないと判断しています。

ワーケーションは日本のサラリーマンでは不可能/コロナ禍の営業戦術の二極化

 先に結論:ワーケーションを実践できる文化のある業界でしか不可

 

 ワーケーションの定義

Work(労働)+Vacation(休み)です。フリーランスの働き方ってこんなイメージかもしれません。成果さえ出せばきにしないよ、という組織やお客様であれば何の問題もなく取り入れられますね。あとはサボらないメンタルか、サボっていないように見せられるスキルが必要になります。

こんなニュースが出ているので初めて耳にした方もいるかもしれません。だったら政治家主導で実施してみればいいと思いますが、受け入れてくれる相手と、実施するスキルあっての働き方なのである程度の強制力なしでは難しいでしょうね(後述)。

  • 菅氏、ワーケーション普及に意欲「観光は地方創生の切り札、インバウンド厳しい」

https://mainichi.jp/articles/20200729/k00/00m/010/129000c

 

 そもそもリモートワークをできている人、できていた人

できている人は文化も技術も整っている人。読み進めていただいて結構です。検討するだけの環境はあるかもしれません。可能性の

できていた人は文化が整っておらず結局戻してしまった人。緊急事態宣言だから出社しなかっただけの人も含まれていますね。上層部の頭が時代に追いついていないか、客先の文化になじまないか、そもそもあなた個人が今のやり方に固執してしまっているかです。残念ながらワーケーションは無縁です。

そもそもできなかった人は残念ながらそういう業界です。IT化に取り組んでいたとしても完全に出遅れています。ある意味でシステムで置き換えられない業界だと思いますが、機械化によって仕事を失うリスクがありそうです。もちろんワーケーションを考える必要はありません。

 

 ワーケーションはそもそもリモートワークが前提

ではこの鞘腫のリモートワークが継続している人達しかワーケーションは検討にあがりません。そもそも業界の文化として採用ができず、技術インフラも整っていません。あなたの会社はPC1つで仕事が回せる体制ですか?

 そういうMicchyの場合は?

無理でした。リモートワークの文化環境はありまし有休も使い放題ですが、営業職である以上お客様の納得がないと仕事が進みません。納得させる戦略も戦術も備えているつもりですが、例えば私服でリゾートにいるなか背景に海やロッジを映しながらアロハシャツでのWEB会議でクレーム対応を受け入れてくれる業界ではありません。Micchyはやった方がいいことを、相手が受け入れてもらえるギリギリまで追求する方針なのでワーケーションは取り組む段階にないと判断しています。

コロナ禍の転職活動/営業職の在り方がリモートベースに置き換わる

 先に結論:変われない人は変われない

こんなニュースが出ています。

 

  • コロナの影響で「永久在宅勤務」増加の動きも 主流になる?(livedoor NEWS)

https://news.livedoor.com/article/detail/18640875/

 

もう旧式の営業がリモート営業置き換えられていくことは間違いありませんし、コロナがそれを後押ししているだけです。在宅勤務ができなかった企業はそれだけで弱点が露呈し、そもそも効率の面で不利です。

 

 先を読もうとする人

テクノロジーがどうなっていくのか、それが広まると社会がどうなるのか、自分がそこで生かせるポジションがどこなのかをぼんやりでも描けていれば問題ありません。目の前の仕事でもニーズの先を読む動きができているとお客様のぼんやりした理想形を言葉で語ることができ、そのギャップを自社サービスで埋めることができます。こうなるとお客様は買うしかないですよね。あとは社内決裁のハードルを一つ一つ乗り越えさせるだけです。

 おいて行かれる人

そのまま終末を迎えるでしょうね。来るなと言われているのに必死で会いに行こうとする人。対面での打ち合わせにこだわる人。とにかく来いと言うお客様も同じです。実際に打合せの場で接しても、感情で仕事をしているだけでそれを支える根拠や論理が弱い方がほとんどです。根拠や論理を提供されても自分で理解ができずに人に責任を押し付けたり人に説明させたりします。おいて行かれるだけならいいですが、自動化以前にその工程自体が"いらない"と判断されます。

かつてそろばんの名人だった金融業界や経理担当の人たちは今会計ソフトに置き換えられています。横流しの商社はオンラインストアに置き換えられ、内容を理解できずに使う人間は機械に置き換えられ、単純作業しかできない人はAIの自動応答に置き換えられる未来がすぐそこまで来ています。

 悩んでいる人

まだ救いがあります。今のやり方に固執している人に未来はありませんし、現状維持バイアスがかかって必要な情報を見落としてしまいます。こういう人たちは今のやり方が正しいという結論ありきでそれを支える理由だけを探し続けます。そしてまだ救いのある悩んでいる人はこの必要な情報を見つけることができます。あとはいつ適応していくかだけです。ただ、決断できない性格の人がここに属する傾向にあります。

 Micchyの選択は?

2月末日には早々に在宅勤務を決め込み、リモート営業の体制を整えました。訪問しなくていい営業を心掛けてきましたが、コロナ禍で思いっきり社内の先頭を走ることができています。いまだに対面にこだわるお客様もおられますが、コロナ禍がいい理由になってお断りできています。代わりにWEB会議で対面以上のサービスを提供できるように努めているのでむしろ商談の質は上がっています。お客様のレベルも見て知ることができ、業務上はこの情勢をうまく利用できている実感があります。

辞める辞めないを業界で選んでみる/コロナ禍でキャリアを守る転職の戦術

Micchyは転職には前向きですが、少なくとも今辞めないほうがいい業界があります。

旅行、飲食、イベント会社です。コロナ禍での影響が大きく、復帰のめどが立たない業界ですが、景気が不透明な中では他業界も未経験では受け入れにくいと考えます。

 先に結論:辞めずに給料をもらいながらスキル獲得と実績を積み上げる

  旅行業界の例

窓口対応、契約管理はシステム化でミスなく24時間リアルタイム対応に置き換わっています。長い待ち時間、結局カタログの内容しか話さない担当者、ネットのほうが安く探せる現実。そもそも銀行がまさにここに取り組んでリストラを進めていますが。同じ波が旅行会社にも来ると思います。

また添乗員さんはそもそもイベントがないと仕事がなくなります。そして音声案内で十分だと思いませんか。老人会のバスツアーや修学旅行では一定のニーズはありますが、個人的に添乗員さんがいて”費用”が上がるなら無しを選びます。録音した音声なら使いまわせますし、最悪遠隔で音声だけ届ければいいと思います。

 

しかし世間ではこんなニュースが出ています。

  • JTB冬のボーナスゼロ 旅行業界で退職考える社員が増加(マネーポストWEB)

https://www.moneypost.jp/685807

 

こういう考えにしか至らないとレッドオーシャンで埋もれていきます。旅行会社で得られるスキルはたかだか知れています。みんながこぞって辞めてしまうと同じレベルの人たちが転職市場であふれかえります。すると当然条件は悪くなり、不幸な転職につながる可能性がどんどん高くなりますね。だったらこの業界のスキームの課題を見つけて「この仕事ダリィな」とおもう業務を失くすか超効率化するアイディアを持ちましょう。そのための簡単な知識を追加して、そのアイディアを自分で実現する会社に移ればいいのです。

 飲食業界

これはやり方を変えないときついですね。アクリル板越しの飲み会が楽しいですか?Zoom飲み会が楽しいかというとMicchyはアホなのかなと思うくらい否定的です。だったらプロジェクターで実寸大に投影しないとリアリティがないし話しにくい。こういう不満があるのだから見込みはあるはず。ここにビジネスの再構築のアイデアがあると思って取り組んだ人は業界の常識を変える才能のある人だと思います。何があれば買われるのかを真剣に考えてそのスキルを身に着ければ今の自分が将来の自分のお客様になります。

 イベント業界

もともと刹那的な業界なので浮き沈みが激しいですが、混雑した電車で混雑した会場に向かうようなことは無くなっていくと思います。ゼロにはならないでしょうが、これまでインターネットに置き換わっていなかったのがコロナ禍でその動きがやっと加速している印象です。通勤時間と同じ考えですね。いらないことを文化として続けてきた側面が大きいようです。しかしスケジュール管理やメンバー管理、採用業務、クレーム対応というスキルを持っている人たちなので、少しスキルを追加できればとても働きやすい職場に転職できると思います。

 そういうMicchyの実績は?

本業でメンバーのモチベーションを高めて、チャレンジを応援する組織にいたことや、有料セミナーに参加して得た知識を活かして試して、いろんな副業でサービスを提供していました。そして実績とスキルが目的なので採算は度外視、本業が本当に忙しかったので季節限定にしていました。最終的にはキー局に取材して頂けるようになりましたが、そこで得たのはそんな安いものではないと思っています。そしてそのスキルたちは今本業で組織を超えた業務で活かせています。なにかを始めると壁にぶつかりますが、それを乗り越えるために得た知識経験は活きたスキルとして残ります。

 

みんな仕事自体が減っているのにお給料をもらえていることを忘れていませんか?仕事が減っているならその時間で新しい知識・スキルをつけてキーワード戦略を推し進めましょう。すぐにうまくいくわけではありませんが、お金をもらいながら暇していられるならそれを副業の時間にあててみて実績を作り、本業と副業のキャリアをかけ合わせればレア人材になれます。業界の知識と業務知識は分けて考え、上記業界の人たちは業界知識に副業で得たスキルをかけ合わせれば今の自分に売り込む立場のサービスを提供できます。これは今のサービス提供会社ができていない深い提案を自分の業界に持ち込むことができるのです。買う側の立場、使う側の立場をわかっているのは製品に詳しいより訴求力があります。