外資系営業マンMicchyの錯覚サボリーマン計画

不確実な時代に自分の快適さを自分で選んで作っていくためのブログ

コロナ禍の営業ニューノーマル/営業は誰もが取り組んでいる仕事

 先に結論:営業の毛嫌いをやめよう

営業職は仕事選びでよく避けられるもののひとつ。売り上げと言われるだけでしんどそうですもんね。Micchyもそんなイメージだけで営業を避けていましたが、今では営業関連職でないと携わる気がないくらい営業職を気に入っています。むしろ座って毎日同じ人と言われたことだけをミスせずにこなす事務職なんて倍の給料もらっても無理です。できて当たり前で褒められない。ミスしたら倍怒られるなんて耐えられますか?

景気がわるくなりそうな今、企業はお金を得るのに必死です。売り上げが上がらないとどうにもなりませんが、どうにもならないと営業以外の職種が必要なくなります。処理する事務職や経理なんて特に自動化できますよね。ひとりの年収が400万円だとすると400万円で自動化のシステムをつくれば8時間と言わず一日24時間ミスなく働いてくれる。たまにメンテナンスがいりますが土日出勤も追加費用なく文句も言いませんし、処理スピードも速い。あれ、人切った方が会社は得しません?でも営業職はまだまだそうはいきません。売らないと経営が立ちいきません。オンラインストアを作ったって誰も身に着ませんし、商品説明も提案もできません。営業はなくてはならない存在なのに、誰でも取り組めて、しかも面白い。そんな仕事です。

◆ 誰もが取り組んでいる

まず営業=売り込むだと思わないでください。営業は困っている人を助けてあげるのが目標です。困っていることをわかっていない人に手を差し伸べていくのが営業です。そもそも知らないから気付けない、どう相談していいかわからない、こういう人たちを見つけて特化した知識経験でリードしてあげるのが営業です。これって普段の友達の相談を食事しながら聞くのと何が違いますか?友達がいれば営業職に向いている、これくらい人生そのものだと思います。

◆ 営業の面白さ

単純に日々変わっていく環境なので飽きません。そして嫌な人とは極論付き合わなければいいので事務職のように人間関係で悩みにくいです。悩んでも自分で選択していけるという方が正しいですね。売れるところで売るというよりも、買ってくれる相手に売るという考えがおススメです。売れないところに押し込むのはただの詐欺です。友達が困っていたら助けますよね?一緒に文化祭を成功させたときにはみんなで喜びますよね?お客様相手でも同じです。自社製品で問題が起きた時でもお客様と一緒に取り組みます。乗り越えていくことでお互いを良く知っていけるので、最初から不自然に笑顔をふりまいていくような気合いの業界に行かなければ大丈夫です。

そして転職エージェントと話していても営業の収入がダントツに高い。特殊なエンジニアや残業代で年収を釣り上げている人たちを除けばマーケティングや○○コンサルタント(コンサル契約を結ぶ企業を除く)より労働のコスパが良く、転職でそこまで困りません。

○○コンサルタントは実質ただの営業ですがこういう名前をかたる時点でマジで怪しいです。金融や不動産に特に多い傾向です。

◆ 営業の種類は多い

誰に何を売るのか、どういう評価をされるのか、どこまでが責任範囲なのかで全然違う生活になります。

例えば無形サービスの代表である人材派遣の営業は飛び込みの新規開拓中心の営業でとにかく気合いで「今日は何件飛び込みました!」の業界です(経験談)。フォロー業務を主にする営業の場合(開拓担当とフォロー担当が分かれていることがあります)、働いてくださっているスタッフさんの定期訪問で雑談をする仕事も含まれます。クレームになったときは人間同士の喧嘩なのでコミュニケーションですべてを解決する傾向にありますし、いろんな意味で明確な表現を避けてうやむやに済ませたりします。

逆に有形サービスであれば工業用の機械を販売する場合、何千万の商売のため毎月ポンポン売るのは不可能です。なので、チャンスを待ちながら情報を交換し続ける必要があります。この時の情報は仕事に関係ない話は少なく、業界知識やお客様のお困りごとに焦点が当たります。そしてスペックやサービス内容で明確に比較されるため、私生活のコミュニケーション力よりはビジネスコミュニケーションとロジカルな思考・提案が必要になります。逆に件数だけ回ってどうこうよりも狙ったターゲットをちゃんと深く知ろうとする傾向にあります。

このようにたったふたつの例をだした営業職ですがこれだけ違います。飛び込み営業中心の仕事で気合いの文化がある企業が営業職のイメージを悪くしてしまっているのだとMicchyは思っています。

◆ Micchyの場合は

もともと経営コンサルタントになろうとしていましたが、同じ業界を目指すメンバーや実際に働いているひとたちの話をきいて一つの疑問がわきました。「営業上がりの社長が多い中、営業の経験もない相手の話を対等な仲間として聞くだろうか?」そしてMicchyの答えNO。ご多聞に漏れずもともとのイメージから避けていました。

ここがひとつの分岐点でその後の新人営業研修で入賞、社内キャンペーン2連続全国1位、新人王、もろもろを経て外資系メーカーで楽しくすごしています。成果が上がったからではなく働き方として好んでこの営業職を続けているのでお勧めします。