外資系営業マンMicchyの錯覚サボリーマン計画

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退職が怖くなくなる転職活動準備「失敗のチャンスを逃さない」/ 正解<<失敗 キャリアの築き方

 先に結論:失敗は悪ではなく資産

失敗したい人はいないと思いますし、失敗しないために調べ物をしているのだと思います。でも調べ物で見つかるのはだれかがまとめたエッセンスであって実体験ではありません。実体験と聞いた話では相手に与える印象も持っている情報量も次元が違います。そもそも修羅場を潜り抜けたことのない人の話って薄いですよね。これが続くと頼れそうもないしウンチクだらけの口だけな人に見えたりします。聞いた話はその情報以上に出せるものがありません。一方で実体験だと何を聞かれてもその質問をきっかけに色んなものを思い出せるので相手が欲しい情報をどんどん生み出すことができます。そのときの空気まで思い出すことで説明にも厚みがでてきます。

 

 正解っぽい活動は完全にレッドオーシャン

レッドオーシャンで勝負を分けるのはリソースの量です。もはや質ではありません。

質が高いのであればレッドオーシャンを避けて競合のいない(または少ない)ところで勝負します。世界にひとりだけのスキルを持っている人が、データ入力の仕事をしていたら給料はスキルに比例しませんよね。逆にその他のだれも持っていないスキルが必要とされたとき、その人には値段がつけられなくなります。その人でないとだめだからです。

 つまりは、出せる正解にはもはや意味がない。

Micchyには出せる答えには皆があつまるのでそこで戦うのがむしろ一番の失敗に見えます。結局無難につながるんですね。これこそが社畜への最短ルートです。誰もが集まってしまうので給与なら買い叩かれます。それが提案なら埋もれます。つまり努力のコスパが思いっきり悪いです。モーレツに頑張りたい人ならこのレッドオーシャンで圧倒的な成果を出せるかもしれませんが、市場原理が先着順・安い順です。こんな市場はさっさと捨てて、自分で有利なポジションを獲りに行くいくことをおすすめします。

 失敗の積み重ねすら資産になる

なので最高のキャリア戦術は失敗のチャンスを逃さないことです。成功のチャンスを逃さないの間違い、ではありません。成功しようとすると無難に行き着きます。いまは検索の時代なので、成功に近そうな経歴はすべて誰かが取り組んでいます。でもあえて失敗するような道にはライバルがそもそもいないので、市場が求めているスキルの組合せが希少になっています。

 そういうMicchyのケースは

Micchyの今のキャリアも失敗でできています。研究者を志した大学院時代も、現実に直面して逃げた公務員採用試験も、人材サービスも商社もすべてが糧になっていて強みになっています。転職活動の場面だけでもライバル候補者から抜け出すキーワード戦術にある【営業×英語×化学】はこれらの経験で生まれました。そしてこういうストーリーは決して華々しいキャリアではなく、エリートコースではない誰にでも描けるものだと思います。たまたまMicchyがうまくいっているのが今なだけで、失敗を恐れてキャリアチェンジをしなければライバルの少ないこんなまったりとした生活は送れていません。

理系の営業ってそれだけで就職活動はめちゃくちゃ優遇されますよ。だって理系は営業したがらないんですもん。結果化学・工学系の会社の営業マンは基礎のない文系卒の人たちになっています。この人たちに理系出身のお客様のとの話が合うと思いますか?相手に値段以外の価値を伝えられますか?相手を上回る提案でライバルメーカーの営業担当を突き放して相手の信頼を勝ち取ることができますか?化学・工学系の知識があり、みんながやりたがらない営業職でスキルを磨いたらこういう世界が待っています。